
エレキット TU-870(+アップグレードキット OP-870)という真空管アンプで、入門用真空管アンプキットのベストセラーです。(現在は製造中止。現行品はTU-870R)
キットなので自分で組み立てる必要がありますが、丁寧な説明書が付属しているので、ハンダ付け初心者でも割と簡単に組み立てることができます。
まぁ私は7時間もかかってしまいましたけど。
使い始めて3〜4年は経過していると思いましたが、最近どうも音が変な気が。
具体的には、以前より音の厚みが足りないような気がします。
音の感じ方は体調などによっても変わりますし、私自身がそんなにいい耳をしているわけでもありませんが、多分気のせいではない…はず。
音が変化する要因は色々と考えられますが、最も可能性が高いのはアンプの真空管です。
私のオーディオを構成する機器の中で、最もアナログなパーツですから。

私のTU-870に付属していたのは、SOVTEK社の真空管で6BM8という型のもの。
ロシア製です。
外見上は問題は見当たりません。
同じ真空管に交換してもいいのですが、それでは面白みに欠けます。
せっかくなので、他のメーカーの真空管を使いたいところ。
ちょっと調べてみたところ、TU-870で利用可能な真空管では東芝製6BM8が人気のようです。
しかし、東芝製6BM8はとっくの昔に生産中止な上、人気があるために価格は高騰。
ちょっと手が出せそうにもありません。
結局、ヴィンテージサウンドでエレクトロハーモニクス社製6BM8を注文しました。
現行品で、ヴィンテージサウンドで独自に選別、エージングされているそうなので、なかなかよさそうです。
さて、どんな音がするのか楽しみですね。
真空管が老化しますと、カソードから電子の放射が減少
しまして、最大出力が低下いたします。
結果的に音にボリューム感が無くなる可能性が有りますが
すこしづつ老化するために気がつきにくいものです。
真空管を交換されて改善されましたら良いのですが、
結構電源コンセントを入れ替えるだけでも音質改善したりいたします。
私も6BM8のアンプを使っていますが未だ一年ほどですから
この先どう変化していくのか楽しみですね。
電源コンセントを入れ替えというのは知りませんでした。
試してみたかったですね…
しかし、私の部屋は古いため、コンセントを選べるほど余裕がなかったりします。
特にノイズの乗りやすい真空管アンプは気を使うべきなのでしょうが、やむをえず電源タップを使用しています。(一応フィルター入り)
真空管を交換した結果は上々なので、とりあえず気にしないことにします(汗